Swing Flipとギネス
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こんにちは、beppです。
Swing Danceのパフォーマンスとしてよく踊られるCalifornia routineなのですが、後半にSwing flipという技が出てきます。
リーダーの肩の上を回っていくもので、アクロバティックで二人の慣れが必要な技であるaerialに属します。
California Routine - Frankie Manning Tribute Night at Hot Jam Swings - Atlanta
上の動画だと真ん中の人だけがSwing Flipを使ってます。
体操でいえば馬跳びをよこに飛んでいる感じで、フォロワーが頭を下にして回転しているわけではないので、aerialの中ではそこまで危険ではないと思います。
ただ馬跳びとちがって相手は動いてますし、馬跳びよりも高く跳んでいます。
馬が動いて協力することでもっと高く跳ぼうってことなので、やはり練習は必須です。
移動速度が速いので、パフォーマンスなら別として、普通のパーティーだったら、余裕を持って着地できる場所もないだろうし、あまり使えないかもしれません。
でも
「格好いい!」
ところで、ギネスってご存知ですか?
そう、円周率を覚えたり、ドミノを作ったりするやつです。
実はSwingでもギネス記録があるんです。
多くは、みんなでCharleston (swing danceの一種)踊ってみた、とか、みんなでレッスン受けてみた、とか人数で頑張る系なんですが、一つだけびっくりな記録があります。
なんと、一回だけでもなかなかやる人がいないSwing Flipを1分間に何回できるか
に挑戦した人がいるんです。
さすがに一人を連続で回したら回される方はたまったもんではないので、回される方は3人で挑戦してます。
さてその結果は…
なんと40回!
馬跳びを3人で回すのでも行けるかどうか難しいほど(回り込んでまた跳ばなければなので)なのに、すごいなあと感心します。
私は回す方でも回される方でも酔いそうなのでちょっと遠慮したいです。
California routine~パフォーマンスで人気
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こんにちは。beppです。
Swingは基本自由なんですが、定番もあります。長崎からのおみやげだとカステラ買っていけば大抵大丈夫、みたいな感じでしょうか。
定番中の定番というとほかにあるんですが、2人で踊って、Swingのパフォーマンスをする、というときに使われるのがCalifornia routineです。色んな技がつながって一連の流れになっています。こんな踊りです。
The California Routine: A Swungover Collection.
はい。難しいです。
さすがにこのバージョンで出来る人はあんまりいないと思います。今はもう少しかんたんにしたバージョンでよく踊られています。なぜ元のバージョンが難しいかというと、元々これは1941年にFrankie Manningさんによって映画で演じるプロダンサー用に作られたものだからです。そりゃあ難しいはずですよね。Frankie ManningさんはSwingの父といってもいいような、Swingの歴史では一番有名な人です。
ちなみにかんたんにしたバージョンといっても難しい方と簡単な方とあって私は簡単な方しか踊れないです。昔のダンサーは偉大だなあって思います。
California routineについてもっと知りたい!という方はこちらのサイトがおすすめです。
All About The Dance: California Routine
Pinning Down The California Routine | Swungover*
FAQ~Swingって世界ではどこではやってるの?
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こんにちは。beppです。
正直いって日本ではSwingかなり知名度低いわけですが、世界だとどうなんでしょう?具体的にはそれぞれの国にSwingやってる人って何人いるんでしょうか?あなたはどこの国ではやってると思いますか?
結論からいうと探してみてもそんな統計はなく、よく分かりません。
でも大体だれでも知ってる大きなイベントがやってるところだと流行っているのかなという気がします。というわけで今回はbeppがフィーリングいっぱいで答えてみます!
Swingって世界ではどこではやってるの?
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まずはアメリカ
国としては人口からいってもアメリカが一番だろうと思います。なんてったってSwing発祥の地です。こまかい都市別にみたら実は今ほかの国の都市のダンサー人口に一位をとられてる、なんてこともありえるかもしれませんが、上位であることは間違いないと思います!日本からも「流行りを知るため!勉強!」と毎年遊びに行く人が多いです。
ちなみにカナダでもモントリオールなどは有名らしいです。
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ヨーロッパではスウェーデン
とりあえずヨーロッパではスウェーデンを挙げなければいけません!それはSwingの第二のブレイクはスウェーデンからはじまったからです。スウェーデンはそもそも人口が少ないので、単純な人口だとほかの国に負けてるかもしれませんが、Swingやってる人/全人口 の比なら一番かも、という印象です。ヨーロッパだとほかにもフランス、ドイツではかなりイベントがやっています。Swingのジャンルもアメリカではやってるものとはちょっと違うものが人気みたいです。
ではアジアではどこで人気なんでしょうか?少ない少ないといいながら実は日本??ということはやっぱりないです。
アジアではドコ?
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ここです。そう、韓国です。
アジアだと韓国が圧倒的みたいです。踊ってる人の数が日本より1~2ケタ大きいといわれています。大きな大会も年に何回もやっていて有名なダンサーもヨーロッパなどからたくさん呼んでます。台湾や香港でも流行ってるらしいです。イベント情報を見ると、ベトナムやタイでも大会をやってるみたいですが、規模はよく分からないです。
おわりに
以上、おおざっぱにまとめてみましたが、どうでしょうか?あなたの予想はbeppの勘と合ってましたか?そう、勘です笑。あなたが、
いやbeppは間違ってて、わたしは合ってる
と思えば、そうかもしれません。
何にせよ、ほかの国に踊れる人がいっぱいいて、Swingは知らない人と比較的踊りやすいダンスなので、Swingが踊れると海外旅行に行くときに新しい楽しみが増えるかもしれません。ちなみに国内でも踊れるところはけっこうあります!それはまた今度ご紹介しますね。それでは今回はこのへんで!
Swing関連なんでもニュース~1低い音楽の方が踊りやすい??
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こんにちは。beppです。
最近VR(ヴァーチャルリアリティ)のヘッドセットが電器店の店先によくおいてあるような気がします。
もうすぐ家でゲームしてる人はどのハードでもみんなVRつけ出すんではないでしょうか。アプリのゲームやる人もひょっとしたら電車の中ですらつけ出すかも。
そうなったら過去から人が尋ねてきたときに、やっと胸をはって、ここは未来だよ!って自慢できますね。もちろんVRつけてる人はアンドロイドのふりをしてもらいます!
科学の発達ってすごいですよね。
踊ってても、医学的にこの方が健康にいいらしい、とか科学的に負担が少ないみたいだとか、そんな話をきいたりします。
ここでは、そんなことも含めてSwingに関連するニュースをとりあげて、beppが素人の無知まるだしで解説のまねをしてみたいなと思います。ちなみにbeppは専門家ではないので、当たったらラッキーみたいな感じで読みながしてくださったらうれしいです。そしてくれぐれもやりすぎないでくださいね。
では第一回いきます!!
低い音楽の方が踊りやすい??
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どんな結果?
楽器って低い音がでる楽器と高い音がでる楽器がありますよね。低い音がでる楽器だとコントラバス、高い音だとテナーサックスとか。Swingを踊るときには曲に合わせて踊るわけで、そのときにリズムに乗る必要がありますよね。
実はそのリズムに乗って踊り出す、という行動をするときに脳のニューロンが活発に動いているってことが分かってきてるらしいんです。その研究の一貫で、2018年の8月に発表された論文によると、
低い音で刻まれるリズムを聴いている方が、連動して動くニューロンの数が多い!
つまり、リズムに脳が乗りやすいという訳です。
ちなみに出典は
Why does bass make you want to dance?
元の論文は
Neural tracking of the musical beat is enhanced by low-frequency sounds | PNAS
です。
Swing的に解釈すると?
ちょっと飛躍あるかもですけど、脳がリズムに乗れれば、身体の動きも合わせやすいような気がしますよね!そうだとすれば、Swing的には低音がしっかり鳴ってる音楽とかバンドの方が踊りやすいってことになります。初心者だと、音が高めを動く音楽のときに休憩しておいて、低い音でどっしりした曲のときに頑張るとかもありかもです。
実際この結果どうなん?
さっき飛躍あるっていったんですけど、それ以外にbeppが気になるのは、調査された人の人数なんですよ。論文よんでみたんですが、最初の方は人数のことがぜんぜん書いてなくて、後半のところでやっと見つけたらなんと14人(女性10人男性4人)!
少なくないですか!?
レアな病気についての研究だったら人数が少ないとか偏るとかも納得できるんですけど、調査してる対象は健康な人ってだけなんですよね。素人的に、14人調べただけで、人類みんなそうだよ!なんていわれても、ちょっとなあと思ったり。
まとめ
本当かなあ?と思うところはありますが、病気の治療にも使いたいと書いてあったので、そしたらもっと大規模な研究もやって、その結果も同じなら信頼度も深まっていきますよね。とりあえず、今のところはそんなにがんばってとり入れる必要はなさそうです。
Swingみっけ!第0回目
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こんにちは。beppです。
Swing ってやっぱりほかのジャンルのダンスより圧倒的に日本では知らない人ばっかりのダンスだと思います。
知らないのがフツーで、知ってる人に会ったらその人が踊れる人な確率80%以上(勝手な想像)なダンスってあんまりないですよね。
ところでちょっと話かわるんですけど、私は全然料理とかお菓子とかくわしくないんですよ。友達と話してて、
ボルトガルから来たお菓子で何知ってる?
ってきかれたんです。
ポルトガルのお菓子っていったら、カステラは分かりますけどそれ以外はぜんぜん知らない。そしたらこれがあるじゃんって、あるお菓子の名前をきかされたんです。
そう金平糖です。
文字からして日本語だからそんなわけないだろうと思って、すぐ調べてみました。そしたらホントに織田信長の時代に海を渡ってきたらしいんですね。意外と海外から来たお菓子って分からないものだなあと思いました。
実はSwingもいろんな所に顔を出しています。
ドラマや映画でなんかよく分からん踊りおどってるなあと思ったらそれがSwingだったりするわけです。とくにVevoなどのMusic PVに多いです。ただ有名な歌手というよりも、日本でもコアな知る人ぞ知るみたいな人のPVに出てきたりします。
それならいっそ、PVを紹介するついでにその人のことも紹介してしまえばいいんでは!と思いました。これもたぶんシリーズにします!毎回できるだけ違う人にスポットを当てて紹介していこうかなと思ってます。
と、ここで終わるのもあんまりなので、pilot versionで、一曲紹介しちゃいます!
第0回目はこの方です。
むっちゃ有名人じゃん!!!
Katy Perryはアメリカ生まれのpop・rock歌手で、世界でもっとも売れてる方の一人です。この"Thinking of You"は彼女の初期の方の曲で、コンサートでもよく歌われているらしいです。
PVの中だと中間の楽しかった日々みたいなシーンのダンスパーティーでSwingが出てきます。
本当は最初からコアなのにしようか迷ったのですが、このPVを中途半端にとっとくのもなあと思って、最初に紹介してみました。安心してください。次の回からはたぶん日本ではすごくマイナーな人になります。それともし、このPVにもSwing出てるよ~なんて情報ありましたらぜひ、ぜひ教えてください!
ほかのダンスとどこが違うの?1~社交ダンス編
こんにちは。beppです。
今回は社交ダンスを選んでSwingはどこが違うのかお話ししたいと思います。
社交ダンスとSwingはどこが違うの?
社交ダンスはどんな踊り?
photo credit: Philippe Clabots (#PhilippeCPhoto) Danseurs sur les bords de Seine via photopin (license)
社交ダンスもペアダンスで音楽にあわせて踊ります。
私のイメージとして社交ダンスは、両足を真っ直ぐにのばしてスラーッとしたかっこいいペアが足並みを合わせて風を切って颯爽と進んでいく、って感じがします。
ターンもどっちかといえば、きっちりと曲ったことがわかるテキパキとした曲り方にみえ、全体的に、直線的な、床を滑走していく踊りという印象です。
それにすごく礼儀正しいです。社交界に相応しい服装で、つまりスーツやドレス姿で、ダンスホールで踊ります。
基本的によりそって踊るので、双方がある程度上手でないとすぐ相手の足を踏んでしまいます。
難しいステップも双方がきちんと練習してないと踊りにくいでしょう。その点で、上手くなれば上手くなるほど楽しくなる練習しがいがあるダンスでしょうし、特定の相手と練習すればするほど、いろんな技もだせるので、大会に出ることを目標として日々練習されてる方も多いと思います。
ではSwingは社交ダンスとどう違うのでしょうか?
Swingはどんな踊り?
photo credit: Un ragazzo chiamato Bi Living JazzIt #9 via photopin (license)
Swingは両足がのびてる状態が続くことはあんまりないです。足並みをそろえることよりもリズムにふたりが乗っていることの方が重要な感じです。それは即興性も高いJazzの音楽をふたりで踊りを通して楽しむことが大きな目的の一つだからです。
曲がっていくのもゆるやかですし、移動するのは滑るというより、むしろ体育館のバスケットボールのように弾んで進んでいきます。
服装もドレスコードがあるところはありますが、基本的にはカジュアルで自由です。ダンスホールで踊ることもありますが、バーで踊ったり、野外で踊ったりすることもよくあります。
踊り方も社交ダンスほどは足同士がより沿わず、相手の足の位置が目で確認できるくらいは離れて手はつなぎながら踊るということが多いので、ステップの正確さはそこまで問題にはならないです。基本ができれば、上手下手とかはおいといて、踊ることはできますし、技を仕掛ける方が自分のやる技を知っていれば、相手は知らなくてもその技で踊れたりします。なのでいろいろな人と踊るのが普通で、大会よりもむしろパーティーで新旧含めたくさんの人と踊りで楽しむことを目的としてやってる方も多いです。大会でも、ペアが固定されずランダムで組み合わされて競ったりします。
終わりに
今回はSwingと社交ダンスを比べてみましたがいかがだったでしょうか?同じペアダンスでもずいぶん違う雰囲気だなと思われましたか?それとも、いや社交ダンスも、Swingも違わないよ、君間違ってるよと思われたかもしれません。
このシリーズ、前から書きたかった記事の一つなのですが、その理由は次にこのシリーズを書いたときにお教えしたいと思います。何にせよ、現実問題として、一般的にはどちらのダンスもやったことがない方がほとんどだと思います。そんな方で今回の記事を読んでくださって、どちらでも自分に合うなと思った方があったなら、ダメ元で一度でも飛びこんでみると意外とはまってしまうかもしれません。
Swing Dance って何?
photo credit: Wade Tregaskis Quizzical Black-shouldered Kite (Elanus axillaris) via photopin (license)
こんにちは。beppです。
今回はSwing Danceについてまずご紹介したいと思います。
Swing Danceって何?
Swing Dance(スイングダンス)って何?
「ほんとにそんなダンスあんの?きいたことないんだけど」
「ジャズの部活とかサークルだとスイングってきくけどダンスは知らん」
そんな方が多いのではないでしょうか。
実はこんなダンスです。
photo credit: Un ragazzo chiamato Bi Living JazzIt #9 via photopin (license)
写真の左下で女の子と男の子がトランペットを吹いてて、写真の右ではふたりのおとなが手をつないで踊ってます。
スイングダンスはざっくりいえば
スイング系のジャズ音楽に合わせて踊るペアダンスのこと
です。スイング系ってところは、今回は、落ちついた曲というより踊りたくなる曲系のジャズって考えて大丈夫です。ちなみにざっくりっていったのは例外もあるからです。
ふーん。イマイチわからん。
そんな方のために、音楽のとこは抜きにして踊りとして、分かりやすく?次の記事ではほかのダンスを一つ選んで、比較したらどこが違うか解説したいな、と思います。
ちなみにbeppの記事はすべて私見バリバリ入ってます。ダンスのとらえ方もまちがってるかもしれません。まちがいに気づいたときは、beppわかってねえなあ~そんなダンスじゃないのにと鼻で笑ってやってください。
それとこれ以降、スイングダンスは「Swing」と略すのでよろしくお願いします。